大工が手ずから一本一本、
適材適所の木材加工を。
丈夫な家を造るのに欠かせない
「手刻み」という技が自慢です。
大工の手仕事「手刻み」とは?
「墨付け」と「刻み」を行う
木材の加工のこと。
一本一本、計測して
柱や梁に印を付ける「墨付け」
墨付けのもととなる設計図を「板図(いたず)」といいます。
文字通り、木の板に柱や梁を写したもの。
松澤建築でも一棟一棟「板図」を作成しています。
そこに各部の位置がわかるように番号を書き記していきます。
同じく、木材にも同じ番号が墨で書かれていきますので、建前の際にも迷うことなく組み立てることができます。
ノコギリ、カンナ、ノミなどで
加工していく「刻み」
墨付けが完了したら、図面通りに長さや幅などを揃えていく「刻み」を行います。
接合部分などの加工もこのときに行います。
木材の選定はこれよりも前の段階に済んでいますが、実際に手で触り、加工しながら、どこに使うかを最終チェック。
木材の癖を見極め、適材適所の使い分けをすることが可能になります。
機械による「プレカット」と
大工の手による「手刻み」の違い
- スピードも速く、加工の精度も高い「プレカット」
- 木材を見極め、木を組み合わせて一体化させる「手刻み」
我々は手刻みを誇る大工ですが、「プレカット」を悪く言いたいわけではないのですが…。
でも、プレカットを使う場合は建築前(建前・上棟前)に木材を選定することができないのです。それに、金物で補強することを前提としているので、せっかくの木の良さを活かしきれていません。
人と同じように、木も一本一本癖があり、少しずつ強さや良さが違うのです。
一棟一棟を大切に思うからこそ、松澤建築は今でも手刻みを行い続けています。
安全で丈夫な
家を造る。
それが大工の仕事です。
そのためならひと手間も、ふた手間も、惜しみません。
それが大工の仕事です。そのためならひと手間も、
ふた手間も、惜しみません。